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Sucreシュクレ medicinalメディシナル herbsハーブ のハーブ外来
01.SPRING/春・大地のめざめ

古より、わたしたちの健やかな心と身体の成長は、常に植物の力と共にありました。
春夏秋冬、大地からのメッセージに耳を傾けながら、
自分自身の心と身体の変化に上手に向き合うためのヒントをお届けする新連載がはじまります。
春の訪れと共にスタートする新連載、季節のお便りを読むような気持ちでお楽しみください。

文・写真:水野さと美(Sucre medicinal herbs) 編集:落合真林子(OIL MAGAZINE / CLASKA)

Profile
水野 さと美(みずの・さとみ)

岐阜県多治見市在住。「シュクレ メディシナルハーブ」主宰。ワーキングマザーとして過ごす慌しい日々を、自然の香りやハーブに癒され穏やかに乗り越えてきた経験を元に、ハーブ療法ワークショップを展開。ドイツから輸入される上質なハーブを原料に、ブレンドハーブティーも創作。5月末日まで、POP UP店舗(住所:岐阜県多治見市新町1-2-8 新町ビル3F)を展開中。
www.sucre-medicinalherbs.com
Instagram:@sucre_medicinal_herbs


 2月4日の「立春」を境にして、大地の生あるものは動きはじめます。草木が芽吹くように、冬の間停滞モードになっていた私たちの身体も、少しずつ新陳代謝が盛んになっていきます。体力に自信のない方、心身の疲れが溜まっている方などは、少ししんどさを感じる季節かもしれません。

 毎年、2月を境になんとなく気持ちのテンションが下がる……という自覚がある方は、東洋医学では“陽”の気が少ないタイプに分類されます。たとえば「クコの実」や「長芋」など、滋養強壮に効く食材を取り入れた食事を心がけていただくと過ごしやすくなります。


春のハーブ、ヨモギの力

 「ハーブ」というとハーブティーに代表されるような乾燥したものを想像する方も多いかもしれませんが、私たちの身近なところには、さまざまなフレッシュハーブが自生しています。

 今の季節であれば「ヨモギ」。道端やあぜ道、草原、土手など、ごく身近な日当たりのよい場所に群生している、お馴染みの野草です。意外に思われる方も多いかもしれませんが、ヨモギも和製ハーブの一種。民間療法に使われた長い歴史を持ち、「解毒」「あたため」「抗菌」など、その作用は多岐にわたります。今回は、自宅で簡単につくっていただける、「よもぎバーム」のつくり方をご紹介しましょう。

RECIPE 01.
「よもぎバーム」


肌の保湿、肌荒れ、抗炎症(赤み、痒み、火傷など)、虫刺されに効くクリームです。

<材料>
□ よもぎ 2~3g(5月以降に採取した葉でつくると、より薬効が高くなる)
□ ホホバ油 30g
□ みつろう 2~3g
□ 耐熱容器
□ 湯せんにするための鍋
□ 軟膏容器、ラベルシール

<手順>
1. 耐熱容器にホホバ油を入れ、そこに細かくちぎったヨモギを入れる。
2. 15~20分ほど湯煎にかけ、成分を抽出する。
3. 茶こしなどでヨモギを濾し、濾したオイルにミツロウを入れて、再度湯煎にかけて溶かす。
4. 軟膏容器に詰めて、冷めたら蓋をして完成。(常温で3週間ほど保存可能)


花粉症で辛い時は

 今の時期に多くの方が悩まされている花粉症も、東洋医学の世界では根本に“陽”の気の不足があると考えられています。

 花粉症でお悩みの方へおすすめしたいハーブは、「ペパーミント」と「ネトル」。ペパーミントの香気成分には、鼻づまりを和らげる抗ヒスタミン作用があります。ペパーミントティーには、アレルギー症状や酔い止めの成分として知られる抗ヒスタミン作用を持つ成分が溶け出しています。ぜひ、香りを楽しみながら飲んでみてください。

 ネトルは、クロロフィルや鉄分などのミネラルを含み、「血をつくる・アレルギー物質を排出する」といった浄血作用が期待できます。ハーブティーとして楽しむのはもちろん、ドライになったものをゴマと混ぜて、ふりかけにしていただいても。ご飯にもよく合います。


春先の自律神経系の不調に

 春先にかけて気分が沈みがちだったり、冷えや血行不良、イライラやめまい、耳鳴りが気になる方へおすすめしたいハーブは「セントジョーンズワード」と「マジョラム」。

 セントジョーンズワードは、自律神経のバランスを整え、気分を前向きにしてくれるハーブ。煮出したハーブティーで取り入れるのがおすすめです。日常的に服薬をされている方は、専門家に相談してから摂取してください。マジョラムは、ハーブティーとしてはもちろん、エッセンシャルオイルを使ったマッサージや料理に取り入れていただくのもおすすめ。「バランス調整」「リラックス」「デトックス」「あたため」といった力を持つハーブです。

 東洋医学では、春に向かう今の過ごし方が、来る季節の体調に現れるとされています。ハーブで心と身体をいたわりながら、のんびりと本格的な春を迎える準備をしましょう。

02.AUTUMN/秋・閉じていく身体に潤いを」を読む

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2020/03/27

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