メイン画像
堀井和子さんの「いいもの」のファイル

第61回:クラフト紙のラッピング/段ボール素材のブックケース

文・写真:堀井和子

ラッピング

 9月初め、姪が引っ越しをしました。
 その前の週が姪の誕生日だったので、 LABOUR AND WAIT に寄って、濃いグレーのケトルとブルーのラインのキッチンクロスを選び、ギフト用のラッピングをお願いしました。

 LABOUR AND WAIT はイギリスのロンドンが本店の雑貨のお店ですが、キッチンやガーデン用の、さり気なくてカッコいいデザインのアイテムが揃っています。

ラッピング

 ベージュ色の厚手のクラフト紙で包んで麻紐を結び、同じベージュ色のショップカードを付け、ロゴのスタンプを押した紙袋に。

 お店のアイテムの雰囲気を大切にしたラッピングにハッとして、私もクラフト紙で何かを包んでみたくなりました。

段ボール素材

 段ボール素材のブックケースは「YUNOKI」というタイトル。
 中に「柚木沙弥郎 板絵とドローイング」(2000年発行)と「ガラス絵ともよう」(2001年発行)の2冊が収められています。

 縦22cm 横20cm のプロポーションに、柚木さんの白のデザインが印象的なパッケージ。
 ベージュ色に白、柚木さんの筆圧が迫ってくるような気がします。

段ボール素材

 段ボール素材のブックケースの宝物のひとつが、「ABC 朝日放送創業五周年記念」(1956年)の本。
 題字が佐野繁次郎さんで、装本・構成は斉藤寅雄さん、ラジオにまつわるエッセイ・ラジオタレント名簿などをまとめた一冊です。

 本の方は、端が少しひしゃげてしまって、コンディションがよくなかったのですが、何気ない段ボール素材のベージュ色に、黒地白ヌキの ABC の文字に魅きつけられて購入しました。

 古い本は、コンディションがよくないと買わないことが多いですが、この段ボール素材のブックケースが、自分にとっての大事な刺激になるかもしれないと、20年前に。
 手書きの ABC の線が、面白そうでワクワクしてくるようで、何だか特別に思えました。


Profile
堀井和子 Kazuko Horii
東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家として、レシピ本や自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍や旅のエッセイなどを多数出版。2010年から「1丁目ほりい事務所」名義でものづくりに取り組み、CLASKA Gallery & Shop "DO" と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行う。
CLASKA ONLINE SHOP でのこれまでの連載 > 堀井和子さんの「いいもの、みつけました!」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

2022/10/11

  • イメージエリア

  • テキストエリア

    CLASKA ONLINE SHOP

    暮らしに映えるアイテムを集めた
    ライフスタイルショップ

    CLASKA ONLINE SHOP