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堀井和子さんの「いいもの」のファイル

第39回:針金(カゴタイプ)/ガラスと針金のオブジェ/アルミのオーナメント/シルバーのブローチ

文・写真:堀井和子

堀井和子さんの作品

 GALLERY CLASKA で11月20日から始まる "BREAKFAST 展" の準備を進めています。
 朝食の時間に見ると、一日が面白くなりそうなオブジェやモビールを長谷泉さんに針金で製作してもらいました。

 フィンランドの木の枝のカゴやアンモナイトみたいな針金の作品は直径が約30cmと20cm、ハンダ付けをした接合部分を丁寧にサンドして仕上げてあります。銀色の状態を保つスプレーもあるそうですが、私は黒っぽく経年変化した様子も好きです。
 フワッと軽いアイテムをのせたり、壁に吊り下げたり、セッティングを工夫したくなります。

 テーブルの上に見えている大きい BREAKFAST の文字は、私がハサミで切り取ったもので、これを生かしてトートバッグに白でプリントすることにしました。

堀井和子さんの作品

 こちらは星耕硝子さんのガラスと長谷泉さんの針金の組み合わせ。
 ガラスは型を使って製作してありますが、角の丸いタイプがとても温かな雰囲気を持っていることに気がつきました。工芸ガラスの質感と色が光を集めて、針金も存在感を増す感じにドキドキしませんか。

オーナメント

 CLASKA ONLINE SHOP で販売する今年のツリーのアルミのオーナメントは長谷泉さんに作ってもらいました。
 昔、姪が描いたカマンベールの形にアルミの板を切って、表面や縁はしっかりサンドで磨いてあります。同じアルミでアルファベットのRの文字も新しく加わります。ちょっと動きのあるツリーになりそうです。

Tシャツとオーナメント

 昨年のツリーのオーナメントを製作していただいた佐藤祐子さんに、今回の企画展会場のツリーのためにシルバーのオーナメントをお願いしました。手で切り取った形、縁や表面のマット加工が、銀ならではの質感、光りかたと合わさって、さり気なくシンプルなのに、何とも言えない素敵な表情に見えました。

 オーナメントのサンプルを見て、ブローチにして付けてみたくてたまらなくなり、ブローチも作っていただくことに。セーターやジャケットはもちろん、Tシャツに付けてもカッコいいかなぁと。


堀井和子 Kazuko Horii
1954年東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家として、レシピ本や自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍や旅のエッセイなどを多数出版。2010年から「1丁目ほりい事務所」名義でものづくりに取り組み、CLASKA Gallery & Shop "DO" と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行う。
CLASKA ONLINE SHOP でのこれまでの連載 > 堀井和子さんの「いいもの、みつけました!」


BREAKFAST展ビジュアル

1丁目ほりい事務所
BREAKFAST 展

[会期]2021年11月20日(土)~12月12日(日)
[営業時間]木曜~日曜 13:00~18:00/月・火・水曜定休
[会場] GALLERY CLASKA(東京都品川区上大崎4-5-26 マンション雅叙苑2号館101)
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2021/11/09

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