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堀井和子さんの「いいもの」のファイル

第6回:朝食のテーブル/焼きたてのパン/ヤマアジサイ

文・写真:堀井和子

 野上美喜さんの手織ランチョンマットに透明のアクリルトレー、ウェッジウッドのモーニングカップ&ソーサー、ミルク入れ、iii+ka の銀線プレート、ガラスのジャム入れは、我家の朝のテーブルに欠かせない定番のアイテムです。

 マリスカルのテーブルクロス(CLASKA ONLINE SHOP 「いいもの、みつけました!」第44回)は黒地に白のアルファベットの大胆なデザインですが、梅雨の頃は気分をきりっとリズミカルに変えてくれます。手描きの字の勢いのせいか、モノトーンが冷たく感じられなくて気に入っています。

 エメンタールとグリュイエールチーズ、バターに自家製の文旦と甘夏のマーマレード、紅茶の香りを引き立て、甘みもふと添える牛乳、爽やかな風味の蜂蜜 ── 少しずつ試しては、朝食のメニューに加えてきました。

 朝食が大好きなので、こんなふうにゆっくり選んできたのですが、少しずつしか前に進めない向き合いかたが、私にはとても面白く思えます。

 パンも30年以上、同じ配合で焼き続けています。

 今は第1次発酵を低めの温度で長く、仕上げの発酵もオーヴンをあまり温めないで気長に待つ作りかたにしています。粉も、手に入る種類を組み合わせて焼いて風味の違いを確かめ、自分たちの好きなパンの香り、弾力、味を探っているところです。シンプルなパンながら奥が深く、飽きずにこれからもずっと挑戦できるかなぁと。

 写真はバターを加えないハードロール。皮はコシがあって、中身はふんわり弾力がある焼き上がり、しっかり冷ましてから冷凍保存します。

 CLASKA ONLINE SHOP 「いいもの、みつけました!」第2回で紹介した、山野草の箱庭。

 今年も白っぽいヤマアジサイが見頃を迎えたので写真を撮りました。限られたスペースでも、季節を伝える庭を作れるんですね。毎年、この季節に次々と咲く花を見逃さないように、静かに前を通っています。


Profile
堀井和子 Kazuko Horii
1954年東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家として、レシピ本や自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍や旅のエッセイなどを多数出版。2010年から「1丁目ほりい事務所」名義でものづくりに取り組み、CLASKA Gallery & Shop “DO” と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行う。
CLASKA ONLINE SHOP でのこれまでの連載 > 堀井和子さんの「いいもの、みつけました!」

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2020/06/23

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