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つくる人 私たちの暮らしを豊かにする「もの」を生み出す「つくる人」とのトークセッション。

Vol.6 SOBORO(ぬいぐるみ作家)
ぬいぐるみは世界を救う

東京郊外の自宅兼アトリエで制作活動をするそぼろさん。
すべてを包み込むかのような温かい眼差しを持つぬいぐるみを眺めていると、
ぬいぐるみは決して子どもだけのものではないのだ、と強く思う。
大人には、いやむしろ大人だからこそ、
ぬいぐるみが必要なのかもしれない。

写真:HAL KUZUYA 聞き手・文・編集:落合真林子(OIL MAGAZINE / CLASKA)

Profile
SOBORO(そぼろ)
1983年生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、同大学院修了。卒業後しばらくして「そぼろ」としての活動を開始。2014年に著書『そぼろのおとぼけぬいぐるみ』(誠文堂新光社)を出版。その後休業期間を経て、2017年頃より現在のスタイルのぬいぐるみを展開。 現在はSNSやweb上で開催する月に一度の販売会「お迎え会」をベースに活動している。
http://ypsoboro.com/
Instagram:@sobokoara

“ぬいぐるみ”は、誰のもの?

部屋のあちこちから、ぬいぐるみたちの視線を感じるのですが……(笑)。ここにもあそこにも、微笑ましい笑顔が。どの子も、本当に優しい表情をしていますね。

そぼろさん(※以下、敬省略):
ふふふ(笑)。ありがとうございます。

そぼろさんのトレードマークでもあるコアラやクマ、ほかにも色々なぬいぐるみがいますが、この部屋にいる子たちはこれまでつくった中でも特にうまくできたものだったりするんですか。あるいは手放したくなかった、とか。

そぼろ:
そういう子もいますけど、多くは顔の表情を仕上げる時の“一つの基準”になるような子たちですね。顔まわりって、つくる工程の中でも一番難しくて、ちょっと行き詰まった時に部屋にいるこの子たちを眺めたりするんです。

そぼろさんには、これまで何度かCLASKA Gallery & Shop “DO”の店舗で展覧会を開催していただきましたが、昨年にはコラボレーション商品「そぼろのぬいぐるみバッグチャーム」をつくらせていただきました。発売当初から好評で、黒猫・青い鳥・イエティの3種類をすべて購入してくださった方も多いんですよ。

そぼろ:
うわぁ、嬉しい! ありがたいですね。

個人的に印象的だったのが、「そぼろさんの作品を、まさか自分の手元に置けることになるとは思いませんでした」というお客さまの声でした。そぼろさんのぬいぐるみは、基本的にはInstagramHP上で告知・開催される、月1回の「お迎え会」を通しての販売となっていますが、1回につきどれくらいの数を制作されているのでしょうか。

そぼろ:
その時によって差がありますが、だいたい10から12でしょうか。すべて一人でやっているので、今はこの数が限界ですね。ありがたいことに毎回たくさんの応募をいただいて、なかなか希望してくださる方の元へ届けきることができていないのが現状なんです。

今回、そぼろさんにお話をお伺いするにあたり、改めて自分なりに「ぬいぐるみ」というものについて考えてみたんです。まず思ったのは、おそらくぬいぐるみにまつわるエピソードを一つも持っていない人は、老若男女問わずほとんどいないと言っていいのでは、ということなんです。

そぼろ:
確かにそうですね。

あと、“ぬいぐるみは子どものためのもの”と思い込んでいた自分がいたのですが、どうやらそうでもなさそうだ、ということ。

そぼろ:
そうなんですよね。実際、お迎え会には本当に幅広い世代の方が応募してくださいます。割合としては女性の方が多いですが、男性の方も決して少なくないんですよ。

なんとなく、ある程度年齢を重ねてくると「ぬいぐるみが好きなんです」って大きな声で言いにくい風潮がありますよね。特に男性の場合は。

そぼろ:
そう思います。でも、30代のサラリーマンの方もいれば、現役を引退された年配の方まで……。毎回応募してくださる男性もいるんです。私の作品を欲してくださるお客さまとやりとりしているとつくづく、ぬいぐるみは“みんなのものなんだなぁ”って思いますね。

いつでも直感に導かれて

ところで、そぼろさんご自身はもともとぬいぐるみが好きだったんですか?

そぼろ:
いえ、実はそういうわけではないんですよ。「趣味が高じて……」という感じではなくて。

どのようなきっかけから、ぬいぐるみを制作するようになったのでしょう。

そぼろ:
東京藝術大学の絵画科で油画を専攻していたのですが、大学院の修了制作展の時にぬいぐるみを天井から吊り下げるというインスタレーションを制作したんです。今つくっているものとは全然違う感じのものだったんですけど、それがきっかけといえばきっかけになるのかもしれません。

なぜ、ぬいぐるみを選んだんですか?

そぼろ:
なんとなく、と言ってしまえばそれまでなんですけど……。少し遡りますが、小学校低学年の頃に、お世話になっていた給食のおばさんが辞めてしまったことがあって。母に習いながらお別れのプレゼントにぬいぐるみをつくったんです。うまく説明できないんですけど、小さな頃から“なにか”があったんだと思います。私とぬいぐるみの間には(笑)。

もともと、なにかをつくることは好きだったんですか?

そぼろ:
そうですね。つくるというか、手を動かすことが好きでした。小さな頃から四六時中絵を描いていましたね。藝大に進んだのも将来美術方面の仕事に就けたら、という思いからだったんです。絵画科は、専攻しているものに限らず何でも自由にやっていいというスタンスだったので、アニメーションや映像にも挑戦したりして。

さまざまな表現を模索する中で、頭の片隅にぬいぐるみがあった、ということなんでしょうか。

そぼろ:
だと思います。インスタレーションを制作した時は、「今はこれだ」という感じでぬいぐるみがパッと浮かんできたんです。今でもわりと、自分の直感を信じて動いていることが多いんですよね。「今はこういうフォルムがいい」「こういう表情の子がいい」みたいな感じで。これで大丈夫かなと毎月ドキドキしながらつくっているんですけど、ありがたいことにたくさんの方に欲しいと言っていただけて。

現在は東京にお住まいですが、学生生活を終えた後は出身地である福岡を拠点に活動されていたそうですね。そしてお父さまも、ものづくりをされている方だとか。

そぼろ:
父はフライフィッシングの釣り竿をつくる職人をしています。委託販売はせずに、お客さまと直接電話とメールでやりとりしてオーダーを受けて……メールが無い時代は、ファックスで手のひらのコピーを送ってもらって竿のグリップ部分をつくったりしたそうです。

すごい!

そぼろ:
いわゆる典型的な九州男児気質で(笑)。「とにかく自分でつくるもので稼げ」と言われて育ちました。

子どもの頃から、お父さまの仕事を意識されていましたか?

そぼろ:
自宅が工房でもあったので、「友達の家とはちょっと様子が違うな」とは思っていました。昼間に友達の家に遊びに行くと大抵のお父さんは不在ですけど、うちの場合は「ただいま」って帰ったら、必ず「おかえり!」って(笑)。常に家にいるわけですから。

あはは(笑)。

そぼろ:
でも、父が勧める「自分がつくったもので生活していく」ようになるかということは、あまり想像していませんでしたね。

人生のターニングポイントは、二つ

10年前、福岡を拠点に活動されていた頃は、現在とはぬいぐるみの表情や素材が違ったそうですね。古い布を使って制作されていたとか。

そぼろ:
学生時代にさまざなプロジェクトで「サスティナブル」というテーマや素材に触れることがあって、「いいなぁ」という漠然とした思いがあったんです。あと、うちの両親が揃って洋服好きで、実家に着なくなった服がたくさんあったので、それを使ったりしていましたね。

2013年には、展覧会「そぼろプラネット展」をドーで開催していただきました。

そぼろ:
そうでしたね。その翌年には、とあるご縁がきっかけになって書籍『そぼろのおとぼけぬいぐるみ』(誠文堂新光社)を出させていただくことになって。

そして……書籍を出された後、1年間休業されましたね。どういう思い故の決断だったのでしょう。

そぼろ:
うーん、うまく言えないんですけど……かつて美術を志していた自分と、「商品」をつくらなければいけないという自分の間に強い葛藤があったんじゃないかと思います。それで、少しお休みしてみようと。そういう気持ちは今でもあったりするんですけどね。4年前に東京に拠点を移して、活動を再開しました。

こうやって見てみると、活動再開後の作品はぬいぐるみの表情がぜんぜん違いますね。なんだか、より優しくなった感じがします。

そぼろ:
そうかもしれませんね。私の今までの人生にはターニングポイントと呼べるものが二つあって、一つは藝大に進学したこと、あと一つが東京に拠点を移したことなんです。東京に戻ってきたのは、パートナーと一緒に暮らすためでした。はじめて家族以外の人と居を共にするという状況になった時、見える景色が変わったというか自分の心境がガラッと変わって……。それから、つくるものが今のようなスタイルに変わっていったんです。

その「心境」というのは、具体的に言うとどういうものだったのでしょう。

そぼろ:
言葉にするのが難しいのですが、“寄り添う気持ち”が強くなりました。私のパートナーは持病を抱えているんですけど、社会的に弱い立場に置かれてしまっている人だったり、もう少し広く意味でいうならば、日々の生活に疲れている人だったり不安な気持ちでいる人だったり……。そういう人たちと共に生きていってくれるような存在のものがつくれたら、という気持ちが強くなったんです。

“効能”のようなもの

「お迎え会」は、購入を希望される方からInstagramのDMまたは直接メールで応募をいただくスタイルとのことですが、何か印象的だったお客さまとのエピソードってありますか? 毎回10〜12種のぬいぐるみが発売される中で、どれでもいいわけではなくて「私はこのぬいぐるみが欲しい」と、皆さん指名して応募されるわけですよね。

そぼろ:
そうですね。結構な割合で、応募してくださる時に熱いメッセージを添えてくださるんです。「家族のためにずっと頑張って働いてきたけれど、この子を見たときに、はじめて自分のために欲しいと思いました」とか、「ずっと見てるだけだと思っていましたが、この子が欲しいです。こういうのがご縁なんだと思います」とか……。

そういう方が一人や二人ならまだしも複数人いるっていうのは、熱い気持ちにさせてしまう“何か”を、そぼろさんのぬいぐるみが持っているということじゃないかと思うんですよね。「かわいい」以上の何かがあるから、お客さんがそれだけの強い気持ちをもって応募されるのではないでしょうか。もしかしたら、何か“効能”のようなものが……。

そぼろ:
効能!(笑)。そうだと嬉しいですね。

実はそぼろさんのぬいぐるみを実際に手にとって触るのは今日がはじめてなんですけど、想像していたよりも硬くて、重さもしっかりあって、少し驚きました。ぬいぐるみって、軽くてふわふわして柔らかいものだと思い込んでいたので。

そぼろ:
よくそういう感想はいただきますね。実はまだ誰にも言ったことがないんですけど、具体的な重さを決めているんですよ。

え! そうなんですか。

そぼろ:
はい。抱っこした時の独特の感触を、どのぬいぐるみにも共通して持たせるために……。

なんというか、命を感じる重さですよね。

そぼろ:
それは結構意識していますね。「抱っこしたら赤ちゃんみたいだった」と言ってくださる方も多くて、伝わってよかった! と嬉しくなります。

大切にしているのは、生命感

ぬいぐるみをつくる時は、まず「どういう子をつくろうか?」というアイデアを練るところからはじまるんでしょうか。スケッチをしたりするんですか?

そぼろ:
私の場合は割と頭の中で考えて、そのまま型紙作成に進むことが多いですね。型紙を裁断する時は少しラフに取って、できた“歪み”を利用してつくっていきます。

“歪み”というのは……。つまり、シンメトリーではないということ?

そぼろ:
そうですね。人間の顔や身体もシンメトリーではないじゃないですか。学生時代にデッサンを学んだ経験があるからかもしれませんが、人間的なバランスの悪さみたいなものを取り入れると、つくりものではない“生きてる感じ”が出るのかな、と思って。

確かに、よく見たら絶妙な歪みがありますね。“生きてる感じ”というところでいうと、つくる工程の中で命を吹き込む作業、あるいは儀式みたいなものってあるんですか? 漫画とかだと、主人公の目だけはアシスタントではなく漫画家本人が入れる、みたいな話を聞いたことがありますけど。そぼろさんのぬいぐるみの場合も、やはり目が重要だったりするのでしょうか。

そぼろ:
目というか、顔ですね。ぬいぐるみをつくっている方は私以外にも大勢いらっしゃって、皆さんそれぞれが“大事にしていること”があると思うんですね。とにかく精巧なものを目指している方もいれば、大量生産では実現できないクオリティの高さを大切にされている方もいる。私の場合は、「生命感があるかどうか」ということを一番大切にしています。先ほどの重さの話に通じるんですけど、“生きてるみたい”って感じて欲しいんですよね。

顔を仕上げるのには、結構な時間と労力がかかるんですか?

そぼろ:
早い時はすぐなんですけど、煮詰まってしまってものすごく時間がかかってしまうこともあります。顔以外の部分も最初からやり直したり、一度つくるのをやめてみたりすることも。一緒に「そぼろのぬいぐるみバッグチャーム」をつくらせていただいた時も、全体のフォルムはもちろん顔の表情が納得いくものになるまでだいぶ時間がかかって……。

約2年かかりましたものね。いつもご自身の手でつくっているものを自分以外の誰かに託すというのは、とても勇気のいることだったと思います。ちなみに、「これでOK」という判断をするにあたっての基準ってあるのでしょうか。

そぼろ:
やはりそこは、“生きてる感じがするかどうか”ですよね。最終チェックの時は、写真をとってみたり、「性格的にどんな子かな」って考えてみたり。不思議なもので、生命感がないと性格が浮かんでこないんですよ(笑)。お迎え会のメンバー紹介のときに、名前と「この子はこんな子です」という紹介文を添えているんですけど、そのテキストを書くのが毎回楽しみなんです。

なんだか人格が備わる感じでいいですね。テキストを読むと、なんだか生き物として見ちゃいます。感情移入してしまうというか。「買いたい」という気持ちに、ここまで深さがある買い物って、なかなかないんじゃないかって思います。

そぼろ:
はじめた最初の頃は、私もなんだかんだ「ぬいぐるみ」という意識があったんですけど、だんだん自分の「家族」を出発させるという気持ちが強くなってきていて。お客さまも「迎え入れる」いう気持ちで待ってくださっていると思うので、発送完了のご連絡をする時に「出荷しました」ではなく、「○○ちゃんが無事出発しました。おめかしをして張り切っていました」という言い方をするようにしているんです。実際に首にリボンを結んであげるんですよ。「頑張って幸せを運んでね」「持ち主さんを癒してね」という思いを込めて。そのリボンを結ぶ時に、ちょっと寂しい気持ちもあるんですけどね。

それにしても、そぼろさんのぬいぐるみって、ひと目見て「あ、これそぼろさんのだ!」と感じる“わかりやすさ”がありますよね。ブランディングじゃないですけど、ご自身ならではの特徴や個性をつくっていきたいという思いもあったのでしょうか。

そぼろ:
先ほどの“直感”の話に戻ってしまうのですが、「こうしたらいいんじゃないか」という自分の感情に素直になってつくっていたら、自然とこうなった感じですね。荒っぽく言ってしまえば、自分の好き勝手につくっています(笑)。でも、趣味ではなく仕事としてやる以上は、ある程度お客さまの希望に寄りそうことも大切だなと思っているんです。たとえば、価格のことであったり。

そぼろさんのぬいぐるみは、決して安くはないですよね。

そぼろ:
だと思います。通常のアクリル生地を使ったものは2万5000円から、「Series R」という通常よりもサイズの大きなシリーズは4万円代。ぬいぐるみとしては、価格が高い方だと思います。“これだけの金額をいただいている”という責任を感じながら制作しています。

価格を決めるのは難しいですか?

そぼろ:
それはもう、毎回泣くほどに(笑)。でもリアルな話をすると、片手間の趣味でやっているわけではないので、この仕事を続けられる収入がないと……という思いがあるわけです。自分がつくった子が誰かに迎えてもらえて、その方の毎日に寄り添って欲しいという希望の元につくっているので、「この金額だと、もしかしたら誰からもお迎えが来ないかもしれない」という不安は今でもあります。それこそ、父に相談することもあったりしますね。

ものづくりの大先輩ですものね。……というか、今気づきましたけど、お父さまとやっている仕事が一緒というか、非常に近いものがありますよね。

そぼろ:
そうなんですよ! いいのか悪いのか(笑)。

お父さまは、オーダーしてくださった方のためにつくっていらっしゃるので、厳密には少し違うものづくりのあり方だと思うんですけど、お客さまとのコミュニケーションの密度は近いものがありますよね。それこそ、お父さまがおっしゃっていた「自分がつくったもので稼いでいく」ということをやられているわけですから。

そぼろ:
父に比べたら、まだまだですけどね。でもなんだかんだで、父から影響を受けていることは多いんだと思います。

共に生きていきたい

ところで、今さらの質問になってしまいますが、なぜ「そぼろ」という作家名にされたんですか? あと、タグにもプリントされていますが、なぜ「コアラ」がトレードマークになったのか……。

そぼろ:
よく聞かれるんですけど、あまり大きな意味はないんです。そぼろって“ポロポロ”してるじゃないですか。そのちょっと情けない感じがいいなって。軽い気持ちで名乗りはじめたんですけど、もう今さら変えられないぞと(笑)。コアラに関してはですね、ぬいぐるみをつくりはじめた当時、動物もののキャラクターとしてコアラって人気がなかったんですよ。マイナーキャラというか。可愛いのになぁ、なんでかな……と思っていて。

コアラにスポットライトを当てる、みたいな感じでしょうか(笑)。

そぼろ:
そうそう。メジャーよりマイナーな方がいいじゃない、って。もう少し格好良く言うとしたら……個人的に、自信に満ち溢れた人よりもコンプレックスや弱さを抱えている人に魅力を感じるんですね。自分自身がやっていることに対しても、常に「これでいいのかな」という疑いの目を向けて、それに対しての解決の糸口を探っていけるような人でありたいと思っているんです。

なるほど。

そぼろ:
自分がつくったものに反響がくることを、今でも不思議に思う時があるんですよ。迎えてくださった方から「この子がうちにきて、世界が変わりました」とか「涙が出ました」というメッセージをいただくとすごく嬉しいけれど、一方でいまいち実感がない自分も少しだけいたりして。そんなことを言いながらも、ありがたい言葉に涙してしまうんですけどね。ああ、やっていて良かった、って(笑)。

最後に改めてお伺いしますが、そぼろさんにとって「つくる」ってどういうことなんでしょう?

そぼろ:
自分の中から自然に出てきたものや感情を「ぬいぐるみ」というかたちにすることが、今の私にとっての「つくること」です。そうして生まれたものが誰かの役に立っているならば、こんなに嬉しいことはないですね。

出来上がったものに対して“自分らしさ”を感じることはありますか。

そぼろ:
自分らしさ……どうでしょう。「ぬいぐるみに似てるよね」とか言われたことはあるんですけど(笑)。正直、自分らしさが出ているかどうかはわからないです。

そぼろさんの「誰かの役に立ちたい・支えになりたい」という気持ちは、ぬいぐるみたちの佇まいや表情にしっかりと表れている気がしますけどね。

そぼろ:
だと嬉しいですね。ちょうどこの前、何年か前にぬいぐるみを迎えてくださった方が写真付きで手紙をくださったんです。「元気にしてますよ」って。私がつくったぬいぐるみを手にしてくださった方の日々にぬいぐるみが寄り添って、癒しを与えたり、楽しい時間を過ごすお手伝いができていたらいいなと思いますね。心の底から。

「共に生きたい」ということですよね。

そぼろ:
はい。つまり、そういうことですね。

<そぼろさんと一緒につくったもの>

©CLASKA ONLINE SHOP

「そぼろのぬいぐるみバッグチャーム」
黒猫・青い鳥・イエティの3種類を CLASKA ONLINE SHOP および CLASKA Gallery & Shop “DO” 各店で販売中。CLASKA ONLINE SHOP 内の特集ページでも、そぼろさんのインタビュー記事をご覧になれます。
>特集「そぼろのぬいぐるみバッグチャーム


<そぼろさんのぬいぐるみ>

そぼろさんのぬいぐるみは、月に一度開催される「お迎え会」で販売されています。
詳細は公式Instagramをご覧ください。
ここでは、取材時に見せていただいた、そぼろさん私物のぬいぐるみの一部をご紹介します。(※すべて非売品です)

「こいぬ」
東京に拠点を移し、再始動してすぐにつくった作品。目の表情が今現在のものとは少し雰囲気が異なる。

「コアラ」
そぼろさんのトレードマークであるコアラ。生地はアクリルを使用。お腹についたフワフワのポケットが愛らしい。

「コアラ(Series SBR)」
ドイツのシュルテ社のウールやアルパカを使用した「Series SBR」というシリーズのもの。最近制作したもので、可愛らしいギンガムチェックのパンツを履いている。

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2020/04/18

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